ホームステイ

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    英国留学中はどの様な暮らしをしていたの?とよく聞かれます。
    KLCのクラスメイトのほとんどがフラットとよばれる賃貸契約の物件を数名でシェアしていましたし、ピカデリーサーカスにあるジャパンセンターに行くと日本人のシェアメイト募集の張り紙をよく見かけました。私はというと知人の紹介のお宅でホームステイをして暮らしていました。
    そのお宅はWalton on Thamesというところにあり、ロンドンのWaterloo駅から電車で1時間
    しかも歩いて30分と都会の便利な生活に慣れていた私には気が遠くなるような場所にありました。
    だって往復で1時間も歩くんですもの!
    でもそのお陰でイギリス生活の中にどっぷりつかり、温かい家族に支えられ充実した素晴らしい日々を送ることができました。

    その家の名はOtland Studio(イギリスでは家に名前がついてるのが一般的です)
    オーナーはアリソンという50代の女性で仕事はウェディングフォトグラファー。20代の息子はシドニーオリンピックRowing(ボートレース)の金メダリストでロンドン市内で暮していました。娘はOrangeに勤めバースで暮らしていました。
    当時のOtland Studioには、パートナーで仕事も一緒にしているアレンとゴールデンリトリバーのジェイク、Surrey州の美術館に勤めるイギリス人女性、IT会社に勤めるオランダ人男性、フォトグラファー修業のため住み込みで働いているチェコスロバキア人女性、ロンドン大学に通う中国人女性、航空関係の勉強をしていたアラブ人男性、そして日本人の私の総勢8名と一匹が同じ屋根の下に暮らしていました。

    Otland Studioは芝生のお庭に囲まれたとても大きな家で、留学生たちは全員二階で暮らしていました。そこでのルールは朝食はキッチンで自由にとり、夕食は全員でアリソンの手料理をいただくというものでした。毎日決まって18時になるとBBCラジオの連続ドラマを聴きながらアリソンの料理作りが始まりました。イギリスの家庭では珍しく冷凍ものをほとんど使わず手作りし、あっという間に8名分のごちそうが出来上がり、そのどれもが美味しくて毎日がパーティーのようでした。冬は暖炉を囲んで赤ワインとチーズで夜中まで話し、夏はガーデンでバーベキュー、キャンドルに灯をともし9時位まで明るいイギリスの夜を楽しみました。国籍も宗教も何もかもが違う人達がここOtland studioで共同生活をしていたなんて、なんだかとっても愉しそうでしょう。。。

    ガーデンでの夕食


    フォトグラファーアリソンが撮ってくれたお気に入りの写真、Otland Studioの私の部屋の窓際にいつも飾っていました。


    余談ですが、後に私の母がOtland Studioにやって来て何週間か一緒に暮らしましたが、アリソンに会い、あんなに働き者の女性を見たことがないと言っていました。アリソンは素晴らしい女性でいつでも愛に溢れていました。仕事はもちろん家はいつも手入れが行き届きキッチンなどはピッカピッカ忙しいはずなのに余裕があり。私を子供のように可愛がってくれました。

    こんな大きな愛に支えられ私の英国生活がスタートします。

    Design Centre CHELSEA HARBOUR

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      私がインテリアの勉強をしていたのは、世界中から
      インテリア好きが集まるKLC school of design
      という学校で、ロンドンのチェルシーハーバーという
      テムズ川沿いにある高級住宅地にありました。

      学校が入っているビルは、チェルシーデザインセンター
      といって、生地や壁紙メーカーをはじめ、インテリア業者
      が数多く集まる、業界人なら知らない人のいない
      ヨーロッパ一の規模を誇るデザインセンターです。

        

          

      各ショールームの素晴らしさといったら・・・
      当時の私は見たことのないデザインのカーテンや
      ショールームの数々にカルチャーショックを受けました。

      その後授業の課題で何度もサンプルボードを作るため
      布のサンプルをもらいに行くのですが、その時にもらった
      小さな布が私の宝物でした。

      この生地でこんなものを作ったら素敵だわ!とか色々と
      考えるのがとても楽しかったのを思い出します。

      イギリスでは(フランス、アメリカでもそうですが)
      インテリアデザイナーに内装をお願いするのが一般的で
      デザイナーはカーテンから家具に至るまでトータルで
      コーディネートし、夢のような空間を作り上げるのです。

      そこには、ソファーやベッドのヘッドボードなど生地を
      用いたものが多く見られ、その優雅さにとても魅かれました。

      それらをSoft Furnishings(ソフトファーニシングス)
      といいますが、その多くがハンドメイドで作られていることを知り
      後にLong Buckbyという(イギリス中央部)ロンドンから電車で2時間
      の小さな町にカーテンの作り方の勉強をしに行くことになるのです。


                そのお話はまた今度・・・



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